人から褒められると、嬉しくなる。
反対に、否定されたり、けなされたりすると、落ち込んでしまう。
それは、とても自然なことです。
誰だって、認めてもらえれば嬉しいですし、否定されれば心が痛みます。
でももし、他人の評価が、そのまま自分の価値になっているとしたら。
少しだけ、立ち止まって考えてみてもいいのかもしれません。
他人の評価は、その人の「物差し」
同じあなたを見ても、
「素晴らしい」と感じる人もいれば、
「自分には合わない」と感じる人もいます。
ある人には褒められたのに、
別の人には評価されなかった。
そんな経験は、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。
それは、あなた自身が急に変わったからではありません。
人はそれぞれ、
価値観も、
経験も、
好みも、
大切にしているものも違います。
だから、同じものを見ても評価は変わります。
つまり、他人からの評価とは、
あなたそのものを表す絶対的な答えではなく、その人自身の物差しを通して見た感想でもある
ということです。
他人の評価を基準にすると、心は揺れやすくなる
誰かに褒められた日は、
「私は大丈夫」
と思える。
でも、少し否定された途端、
「やっぱり私はダメなのかもしれない」
と思ってしまう。
もし、そんな状態が続いているのなら、
自分の価値を外側の世界に預けすぎているのかもしれません。
他人の評価は、自分ではコントロールできません。
昨日は褒めてくれた人が、
今日は違う意見を持つこともあります。
SNSでも同じです。
「いいね」が多ければ安心して、
反応が少なければ不安になる。
そんなふうに外側の反応を基準にしていると、
心はいつも揺れ続けてしまいます。
自分の中に「もう一つの物差し」を持つ
他人の評価を、まったく気にしなくなる必要はありません。
褒めてもらったら、
素直に「ありがとう」と受け取っていい。
誰かの意見から、
学べることがあれば取り入れてもいい。
大切なのは、
他人の評価だけを、自分の価値を決める唯一の物差しにしないことです。
そのために、自分自身にも問いかけてみてください。
「私は今日、自分なりにできることをしただろうか」
「昨日より少しでも前に進めただろうか」
「自分が大切にしたいことを、大切にできただろうか」
その答えが「はい」なら、
誰かに褒められなくても、
「私は今日、私なりによくやった」
と、自分に言ってあげてもいいのです。
自己承認は、大げさな自信ではない
自分を認めるというと、
「自分はすごいと思わなくてはいけない」
と感じる人もいるかもしれません。
でも、そうではありません。
うまくいかなかった日も、
「今日は思うようにできなかった。でも、ここまでやった」
と認める。
疲れて何もできなかった日なら、
「今日は休む必要があったんだね」
と受け止める。
そんな小さな自己承認で十分です。
自分を必要以上に持ち上げるのでもなく、
責め続けるのでもなく、
今の自分を、そのまま見てあげる。
その積み重ねが、
少しずつ自分の中に「自分の物差し」を育てていきます。
あなたの価値は、誰かの一言で決まらない
同じあなたを見て、
ある人は絶賛し、
ある人は何も感じず、
ある人は否定するかもしれません。
評価とは、それほど見る人によって変わるものです。
だから、
誰かに否定されたからといって、
あなた自身の価値まで下がったわけではありません。
そして、誰かに褒められなかったからといって、
あなたが頑張ってきたことまで消えるわけでもありません。
他人の声は、参考にする。
でも、
最後に自分をどう見るかは、自分で決める。
「私は今日、私なりによくやった」
そう静かに自分を認めることから、
他人の評価に振り回されない心は、
少しずつ育っていくのだと思います。
あなたの価値を、外側の世界だけに決めさせなくてもいい。
自分の人生の物差しを、
少しずつ、自分の手に取り戻していきましょう。