幸せな現実が実現しないかなあ…
学ぶ以前の私は、今振り返ると、
現実から少し目をそらしていたように感じます。
たとえば、
「誰かが自分を救ってくれるかもしれない」
という甘い幻想に浸り、
何もせずに状況が良くなるのをただ待ち続けていました。
それはまるで、
昔読んだ恋愛小説の中で、
白馬に乗った王子様が現れるのを期待している登場人物のような心境でした。
そんな風に、
人生における自分の役割を
受け身で捉えていたのです。
また、当時の私は
「引き寄せの法則」を信じることで、
自分の願望が自然と実現するものだと思い込んでいました。
たとえば、
「強く願えば、いつか幸運が訪れるはずだ」
という信念に支えられ、
それが努力や現実的な行動を伴わずとも叶うと本気で思っていたのです。
今となっては、
それがいかに短絡的な考えだったか理解できますが、
当時の私はただ、
夢のような理想にしがみついていたに過ぎなかったのだと思います。
思考だけでは変わらない!現実を動かすための方法
「引き寄せの法則」は一種の科学です。
ただ夢見心地で願うだけで何かが実現するという
単純なものではありませんでした。
大切なのは
自分が本当に望むもの、
つまり理想とする現実を具体的に思い描き、
それを実現するための
方法や考え方を引き寄せることです。
たとえば、
新しいスキルを身につけたいと願うなら、
そのスキルを学ぶための
具体的なステップやチャンスを見つける心の姿勢が求められます。
この法則は、
現実をただ変えるのではなく、
行動の変化や
それを支える思考の枠組みを提供してくれます。
「思うだけ」では理想には近づけません。
行動が鍵なのです。
たとえば、
目標に向かって進む際、
計画的かつ効率的な行動が必要です。
だからと言って、
やみくもに努力してもダメです。
的外れな努力は無駄になるこどだってあります。
理想を引き寄せるためには、
自分がどの方向に進むべきかを示す「地図」や、
適切な行動を支える「マインドセット」がかかせません。
引き寄せるのは夢そのものではなく、
それを実現するための手段や方法です。
理想の現実は、
こうしたステップを踏むことでだんだんに形になっていきます。
私も、
このようにマインドセットを繰り返すことで、
次に起こす行動を選択することができ、
理想の現実を手に入れることができたのです。